「両親が結婚しろというから」「親に孫の顔を見せたいから」「親がこのパーティーに予約して…」「親が勝手に結婚相談所に…」「本当は抵抗があるんだけど親が…」
そんな風に、婚活の場にも『親が言うから』という理由で、自分で将来を決められない男女が増えているんだとか。
極めつけは『代理お見合い』なんてものも生まれている昨今。いったいどうして?
傷つきたくない!受け身な男女
20代になっても一度も交際経験がない人が増えています。「いつか結婚したい」と願いながら、交際相手がいない、という若い男女も非常に多くなっています。恋愛において傷つきたくないと考えるシャイな男女が増えているんです。
不安定な社会の中で、子供や結婚をリスクと考える人たちも増えました。
ですが親心として子供に一生一人ではいてほしくない。そんな親世代が、子どもの尻を押して婚活の場に押し出したり、子どものプロフィールを片手に親同士が『代理お見合い』する事態になっています。
令和なのに昭和に回帰?
昭和の中頃まで結婚は「お見合い」が一般的。親せきや親が話を見つけてきて、若い男女を引き合わせます。すごいときには結婚式まで顔すら合わせなかったとか。そのためどんな男女でもとりあえず結婚はできていたんです。恋愛を経る必要もありませんでした。
そこから欧米風の『恋愛結婚が至上』という価値観が流れてきて、それが主流になりました。
親せきや親、「近所のおせっかいおばちゃん」による引き合わせは望めなくなったものの、人とのつながりは多かったため、そこまで出会いに難儀することは無かったんです。
現代、人とのつながりが薄まりがち。いろんな生き方が認められるようになった反面、ぐっと背中を押してくれる人や価値観も無くなりました。そしてずるずると独身期間が長くなってしまいます。
そんな中で、また見直されているのが「お見合い」や親が決める結婚です。
努力はしないが結婚はしたい
アンバランスなのは、自分から動かずリスクも取りたくない、恋愛で傷つきたくもないが、『結婚したい』と考える男女は昭和の世から令和の時代までほとんど変わっていないということ。
そのため、親から言われるとなんとなく婚活の場に出てきて、親が選んできてくれる異性となんとなく会ってみたりするんです。
まとめ
出会い方は親の引き合わせでも問題はありません。ですが、結婚するのは結局は本人です。当人の努力なくして幸せな結婚生活はありません。
「親が言うから婚活する」「親が言うから結婚する」では、本当の平穏にはたどり着けないでしょう。傷つくことをおそれずに行動することが大切になります。